2~3日前から、TVドラマに、はまっております。
1981年のTBS「想い出づくり。」
脚本が山田太一氏。
1981年、私は、高校生でした。
毎週、欠かさず観ていたドラマです。
ストーリーは忘れてしまっていても、大好きなドラマだったことはよく覚えていて、私が「想い出めぐり」という言葉を使う時、いつも、このドラマのタイトル「想い出づくり。」を思い出していました。
この年齢になって、改めて観ても、本当にいいドラマです。
そして、輝かしい「昭和」が、そこにあります。
その時代というものを、とてもよく捉えた作品だと感じます。
今、第7話ですが、結末が楽しみで仕方がない状況(笑)。
三人三様、それぞれの家庭、家族との関わり、親の娘に対する思い。
職場でのこと、上司や同僚達、そして、友情と恋愛を描く作品です。
23歳、お年頃。
断っているのに、「僕は、あきらめない」と、しつこく家にくるお見合い相手。
結婚、結婚と、何かとうるさい親や上司。
けれど、結婚するまでに、独身時代に懸命に生きた証が欲しい。
生きがいを感じたい。
古手川祐子さん、田中裕子さんは女優さんですが、森昌子さんは歌手で、女優さん出身じゃないのに、いい演技をなさいます。
古手川祐子さんは、輝くように美しい。
古手川さんを追いかける役柄の、柴田恭兵さんが若い!
そして、軽々しい若い男の役柄で、危なっかしい。
そういえば、柴田恭兵さんは、歌を歌っておられたんです。
「君だけでいい」というシングルレコード、持っていました、私。
ドラマの主題歌で、劇中でも流れてくる素朴な音楽は、ハープの音色がやさしくて。
ほかにも、大瀧詠一さんの「恋するカレン」とか、愛のコリーダとか、懐かしいナンバーは、当時の様々なことを思い出させてくれます。
ジャズも、心地よく流れてきます。
柴田恭兵「君だけでいい」、ありました。
大瀧詠一「恋するカレン」が入った、アルバム「A Long Vacation」。
何度聴いたか、わからないです。
カセットテープに録音するシーンが出てくると、「私もやってたなぁ」と懐かしくなる。
昭和の時代なので、女性の一人暮らしは、「アパート」だったみたいです。しゃれたお部屋とは思わないですが、ドラマでは、「いい部屋ねぇ」という会話があったりして、「ザ・昭和」という感じです。
そういえば、「男女七人夏物語」という大ヒットドラマも大好きでしたが、「男女七人~」で、池上季実子さんが演じた、チアキが住むお部屋は、当時は、とてもかっこよかったけれど、再放送で観た時は、「普通」に見えたことを思い出しました。
時の流れは、早いです。
「ザ・昭和」を感じるのは、「25歳を過ぎたら、女性は見向きもされなくなる」とか、とにかく早く結婚しなさいと、周りがうるさいことです。
女性は、結婚が当たり前だという風潮があって、ちょっぴり悲しいし、女性は頑張っても出世することはなく、尊重されない雰囲気があって、なんだか窮屈な時代だったんだなと、改めて思い出しました。
ご訪問ありがとうございます。
明日から、また新しい一週間が始まりますね。
今日も、心地よく、和やかに。