ムーンリバーのささやき

さり気なく 自由に 人にやさしい社会を

映画『砂の器』

40歳代の頃、松本清張の小説に凝ったことがありました。

 

「点と線」、「ゼロの焦点」、「わるいやつら」、「けものみち」等々読みましたが、長編小説の中で、「砂の器」は一番印象に残る作品でした。

短編小説では、「投影」という作品が好きでした。

 

40歳代当時、観たいと思っていた、1974年の映画「砂の器」を、とうとう観ました。

キャストが、相当豪華です。

 

丹波哲郎森田健作が、刑事役。

森田さんは、「俺は男だ!」の剣道部の高校生役と同じ雰囲気で、若々しく意気がいいお兄さんという感じでした。

千葉県知事をされていましたね。

 

丹波さんは、俳優の息子さんとよく似てらっしゃるなと感じました。これまでは、あまり親子でも似ておられないと思っていたのですが、息子さんと同じような表情をされた場面があったので。

 

丹波さんと言えば、私にとっては、「キーハンター」であり、「Gメン75」でしたから、こうした刑事役を拝見できて、ちょっと近しく感じられました。

 

ハンカチで、汗をぬぐう場面が何度も出てきます。

エアコンの無い時代の夏の暑さを、刑事のお二人は上手く演じておられます。

 

天才ピアニスト、和賀英良を、加藤剛さん。

はい、大岡越前です。

私の耳には、テーマソングが聞こえてきます(笑)。

 

この方は、堀の深いお顔立ちで、本当にハンサムですね。

 

ピアノを弾いているのが、加藤剛さんご本人でないことが、とてもあからさまで、わかり易い映し方でした。実際に鍵盤を弾いている手が、加藤さんのイメージとは全く違う人の手が出てきますし、それはある意味、面白かったです。

 

 

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和賀英良は、ドラマでは、スマップの中居君が、好演しましたね。私が中居君って素敵な役者さんなんだと気づいたのが、TVドラマの「砂の器」でした。

多分、再放送で見たと思います。

 

加藤健一さんが、村のお巡りさん役で出てきました。今年見た、1981年のドラマ「想い出づくり」で、森昌子さんに求婚する役柄でしたから、懐かしく感じました。

 

三重県の、映画館の責任者か支配人の役が、渥美清さん。

寅さんです。

ほのぼのした役柄でした。

 

私的に面白いのは、島田陽子さんが出てこられたことです。

実は、昨日、何気なく、「島田陽子という女優さんがいたな」って思い出していたものですから、ご本人が出てこられてびっくりしました。

 

島田さんは、和賀英良とつきあっていた、高木理恵子役です。

若々しい、あどけなさが残っているような雰囲気でした。

 

三木謙一役が、緒形拳さん。

 

思えば、亡くなられた俳優さんが多いですね。

 

和賀英良のピアノが、和賀の父親との思い出と混ざり合うような、いい作品でした。

 

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今日は、11月まで着ていたジャケットと、Gジャンを、手洗いで洗濯しました。

来シーズンまで、お休みしてもらいます。

 

薄手のダウンはありますが、本格的な冬のコートを、新調しようと思っています。

 

月曜日に、一週間が始まったと思ったら、もう明日は金曜日。

なんでこんなに早いのでしょう・・・。

 

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