ムーンリバーのささやき

さり気なく 自由に 人にやさしい社会を

父の介護日記(31)~父のいない家~

退院後、6日間だけ自宅に帰ってきてくれた父。

短い帰宅でした。

 

その6日間は、父とのかけがえのない大切な時間になりました。

 

3日前まで、居てくれたのに、もうずっと昔のことのよう。

夢か幻を、見ていたような気さえします。

 

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父は、亡くなったのではなく、再入院しただけなのに。

いなくなって寂しいです。

 

入院しても、また元気になるかはわからないとお医者様は言われました。

 

幸運に、もう一度退院できても、老後施設に入居になります。

もうこの家には、二度と帰らないでしょう。

 

父は、4月18日の夕方、点滴をしたまま救急搬送されました。

 

父が乗せられた救急車が動き出す頃、雨がポツリ、ポツリと降り始めました。

 

長く住んだこの場所と、私達家族への、父の別れの涙だったのかもしれません。

 

 

ケアマネージャーが用意してくださった、介護ベッドとリクライニング式の車椅子。

車椅子の方は、一回だけ、デイサービスに行く時だけしか使われませんでした。

 

今月中には、引き取りに来られると思いますが、父が使っていたモノ、特に大型のモノが無くなってしまうと、また寂しさが増すのではないかと思います。

 

 

父の誕生日は、4月19日でしたが、昨日、一日遅れで、あんぱんをつくりました。

 

19日は、パンをつくる気も、ピアノを弾く気もなかったです。

 

父は、お餅とか、甘い物が大好きでした。

だけど、2月の入院以降、父はペースト状のモノを誰かにスプーンで食べさせてもらわなければ、食べられない人になっていました。

 

なので、あんぱんをつくっても、父に食べてもらうこともできないです。

 

元気な頃だったら、喜んで食べてくれたのに。

 

 

4月18日に、父が再入院した病院は、二カ月余りお世話になっていた病院です。

以前の父の状態がわかっているので、心強く、ありがたく思います。

 

しかし、この病院は、コロナで面会ができません。

 

オンライン面会はありますが、耳の遠い父には、画面を通してでは聞こえないのです。

いちいち、看護師さんが、父の耳元で私達の言葉を再度伝えて下さって、やっとわかる程度。

 

その後に入居するだろう老人施設は、面会のできる施設であってほしいです。

 

たった5分でもいいから、直接、父の顔が見られて、話しかけることができたら、どれほどいいだろうと思います。

 

 お父さん

 今日は、どんな風に過ごしていましたか。

 病院に運ばれて三日ですね。

 少しでも、良くなっていることを願って止みません。

 

 100歳まで、生きてほしいけれど、無理は言わない。

 一日でも長く、生きてください。

 お父さんの大好きな新聞が読める毎日が来ることを、祈っています。

 

 

 

今日は、朝から、ひとりジャンカラに行ってきました。

 

一か月以上ぶりでした。

 

たくさんの歌を歌いました。

 

  1. 郷ひろみ「哀愁のカサブランカ
  2. チューリップ「心の旅」
  3. ジョン・レノン「Imagine」
  4. 鈴木聖美「TAXI」
  5. 松田聖子瑠璃色の地球
  6. 高橋真梨子「for you...」
  7. チャゲアス「エピローグ」
  8. 桑名正博「月の灯り」
  9. 谷村新司小川知子「忘れていいの」
  10. 保科有里「終止符(ピリオド)」
  11. 竹内まりあ「いのちの歌」
  12. 西城秀樹「らすと・シーン」

 

12曲ですね。

もっと歌った気がします。

 

ご訪問、ありがとうございます。

 

よい週末をお過ごしください。

 

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