ムーンリバーのささやき

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老齢の父のケーブルテレビの解約

何か月か前から、年老いた父が「テレビが映らない」と言うようになりました。

父は、巨人ファンで、巨人の試合がテレビでたくさん観られるようにと、ケーブルテレビの有料チャンネルに入っています。

加入して、もう15年以上になると思います。

 

ケーブルテレビとの入力の切り替えが、わからなくなってしまっているため、「テレビが映らない」となる。

要するに、有料チャンネルをよく観ていた時は、問題なく切り替えができていたのに、最近は殆ど見ていないから、加齢と共にリモコンの操作がわからなくなっているのです。

 

私自身は、ケーブルテレビの有料チャンネルに加入したことがないですが、パソコンとテレビをつなげたりしていたこともあるので、入力の切り替えのことはよくわかります。

 

しかし、父は、何度説明しても、なかなか操作方法が覚えられないようです。

ガラケーのメールの作成や送信の方法も、何度説明しても、書いた物を渡しても、未だに覚えられないと言っています(笑)。

 

父が、楽しみにしてきた巨人戦を、有料チャンネルで観ていないのであれば、操作のわからない物をこのまま契約し続けるより、無くした方が、画質も奇麗だし、操作も簡便です。

また、使わない物にお金を払い続けるのもナンセンス。

 

両親と相談し、ケーブルテレビの有料チャンネルの解約を申し込みました。

 

両親は、契約時の書類がないと言いますし、どこの銀行口座から、毎月いくら引き落とされているのかもわからないと言います。

なんて、ズサンな管理なのでしょうと、驚きました。

昭和一桁生まれの両親ですが、歳は取りたくないですね・・・。

 

しょうがないので、ケーブルテレビのHPのお問合せページから、解約の検討ということで、質問を投げてみたところ、担当の方が、翌日に電話をくださいました。

 

プロ野球は、10月11月の日本シリーズでしたら、地上波でやりますので、公式戦のある9月末で解約をと、当初は考えていましたが、父も8月いっぱいでいいと言いましたので、今月中に解約することにしました。

 

新月は、来年の3月4月5月で、この月に解約すれば、解約金はかからないのですが、あと半年、加入し続けるより、解約料を払った方が低く抑えられるのです。

因みに、うちの場合の解約金は、8500円とのことでした。

通常は、撤去料も発生するのですが、電話の部分は解約せずに残しますので、免除してくださいました。

 

ケーブルテレビで、電話や電気に加入できるというのは、今回、初めて知りました。

月々の料金は、少し安くなるそうですが、その代わりに、解約時、解約料がかかるのでしょうね。

 

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月々、6000円弱の料金を、ケーブルテレビに支払っていて、そのうちの4000円が、テレビの有料チャンネルの費用で、2000円弱が電話代だと、担当の方から教えてもらいました。

 

撤去は、9月に入ってから、来ていただくことになり、日取りも決まりました。

 

これらのやり取りは、全部私が行い、労力を使いましたが(笑)、うれしいことが一つありました。

 

父が、色んなことを整理したいと思うようになったのです。

「残すところ、わずかしかないのだから、片づけていきたい」と。

 

5年前、私がこの実家に戻ってきたのは、実家の片付け要員の役割を果たす為という理由が一番大きいと感じているのです。

5年前から、押し入れやキッチンや、様々な片付けをしようとしてきましたが、悉く母親に阻まれ、片付けが進んでいない状況なのです。

使っていない物が山のようにあるのに、手放そうとしない母親です。

 

5年前から、父が今の心境になってくれていたら、今頃は、スッキリと片付いた家で、ヨレヨレの家具などもなくなって、気持ちよく生活できていたのにと、思います。

 

両親が、あまりにも終活に関心がなく、掃除や片付けを半分馬鹿にしたような態度を取り続けてきましたので、私ももう、実家の片付けは諦めていました。

 

しかし、ここへ来て、変化の兆しです。

父親だけでも、そういう心境になってくれたら、御の字です。

私の任も降りて、実家を離れ、また一人暮らしをする時期が到来している予感もしますので、本当にうれしい。

 

思い出したのですが、私が中学生くらいの頃、昭和一桁の父親は、シャーペンの芯の戻し方を知らなかったのです。

 

シャーペンって、芯をいくら出しても、引っ込めることができるのに、引っ込めることを知らない父は、いっぱい出したら、「折って切る」ものだと思って使っていて、中学生だった私は、びっくりしました。

 

そんなことも知らずに、シャーペンを使ってる人がいるのか・・・?と(笑)。

昭和一桁生まれって、面白いですね。

 

不要なモノの無い、スッキリと片付いた家で、心地よく暮らすことを、両親にも知ってもらいたいです。

たくさんのモノを持つ必要などないのだと。

もっと身軽に、今要るモノだけで暮らせばいいのだと。

 

ご訪問ありがとうございます。

今日も、心地よく、穏やかに。

 

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