素敵なドラマに出会いました。
主演
~突堤に佇む女~
1990年のドラマのようです。
私は二十代だった頃。
九州の漁師町に住む主婦。
東京から、ある仕事のためにやってきた男性。
中年の男女。
日常のささやかな、さり気ない世界が、
切なく、やるせなく。
ずっと、引きずってしまう作品です。
BSフジで、今年の2月に放映されていたようです。
誰にでもある、心の中の、割り切れない想い。
白とも黒とも決められない、グレーの部分。
そういったものに
焦点をあてた作品のように感じます。
古谷一行さんは、亡くなられたのですね。
とても残念です。
ドラマの中で、
古谷一行さんは、渋く、カッコよく
長山藍子さんは、やさしく、美しい
人が、ずっと昔に忘れてしまった何かを
思い出させるドラマ。
彼女が長い間演じた「渡る世間は鬼ばかり」でも、長女・弥生の姓は、「野田」でしたね。
しかし、ドラマでは、「佐與姫神社」と書かれていました。
旧字体なので、今の漢字にすれば、「佐与姫」となる。
神社と同じ名前だと、ドラマ内で長山藍子さんは言っていたけれど、
「佐用子」なのか、「佐与子」なのか。
なんとなく、気になったりする。
それほど、ドラマにのめり込んでしまいました。
ハッピーエンドの物語ではないことは、わかるけれど。
折角掴みかけていた幸せが、散ってしまう。
誰かの手によって。
その誰かとは、誰だったのか。
どうして、佐用子の気持ちは、露の如く散ってしまわねばならなかったのか。
それは、5年もの歳月、佐用子は白黒つけずに、グレーのままで放置していたからその報いなのだろうか。
行ってみたくなりました。
青春18きっぷでは、ちょっとしんどいので、新幹線かな(笑)。
ご訪問、ありがとうございます。
ゴールデンウィークが終わります。
昨日は、子供の日。
今日は、振替休日。
よい一週間をお過ごしください。