前回に続いて、母の白蛇の話題です。
それはそれは大きな白蛇だったようで、肝を冷やした、
と母は何度も何度も言っていました。
その白蛇さんのお告げ、というか、白蛇さんがもたらしてくれた効果。
それは、87,000円の入金だったのです。
母は、K18のアンティークな腕時計を持っていたのに、アクセサリーボックスの中にケースに入れてしまっていただけで、その存在も殆ど忘れていたのです。
母が白蛇を見た翌日、不要だった九谷焼の木箱入りの花瓶を、買い取ってもらいました。
その際、業者さんに、
「貴金属などないですか?
本格的なモノでなくても、高値が付くこともありますよ」
と言われました。
しかし、母が手放していいと言ったのは、金メッキのブローチだけ。
業者さんに見ていただいても、値段はつかないものでした。
そして。
その業者さんが帰ってから、そのアンティーク腕時計を発見することができたのです。
これが、白蛇のお告げだと思いました。
セイコーが服部時計店だった頃、高級品に付けられていたらしい「つばめのマーク」や、「K18」が裏蓋に刻印されたものでした。
これを機に、父の「蒔絵万年筆」も手放すことにしました。
父の形見で私がもらっていましたが、ペン先K21で、漆や金などが散りばめられた胴体は、豪華すぎて私には使い辛いです。
私が三十代の頃に、必要があって5,000円で買ったペン先K14のセーラーの万年筆が、今でもとても書き易く、手になじんでいるので、それで十分です。
今までは、手放す気など、毛頭なかったのですが、いい機会なのではないかと感じました。
花瓶同様、市役所のホームページにリンクされていた買取サイトにこれらを出品し、
17社もの業者さんが手を挙げて下さり。
とても迷いましたが、一社に来ていただき、合計6点、買い取ってもらって、
87,000円となりました。
内訳は、
- アンティーク時計 20,000円
- 蒔絵万年筆 55,000円
- 箱入りグラス10個 500円
- 私の電子ピアノ 500円
- 母のK18リング 7,000円
- 母のプラチナリング 4,000円
合計 87,000円
私は、買取サイトに出品するための画像を撮ったり、業者さんからのメッセージや電話の応対をしたりと、2~3日かかりっきりになっていました。
しかし、大きな白蛇を見た母は、悠々と自由な時間を過ごしていた。
母は、私から、時折状況を聞いて微笑むだけでよかったのです。
白蛇を見た方、ちょっとしたお小遣いを是非期待してください。
日頃気づかなかった何かに、気が付く可能性があります。
人によるのかもしれないですけど。
でも「期待」だけでもした方がいいと感じました。
その「期待」に、幸運な事柄がついてくるような気がします。
私の電子ピアノ(Amazonで購入したキーボード風)を手放したのは、買取業者さんが「楽器、カメラ」はありませんかといつも聞かれるのです。
最初は「ありません」と言いましたが、二度目の業者さんが来られる時、
「ピアノ手放さないといけないのでは・・・」と猛烈に感じたのです。
音も、タッチも好みではなかったし、納得いくピアノを買うまでのつなぎと思って我慢していたのですが、「もういいよ」と言われているようでした。
必要なモノは、何でも手に入るようになってると思っていますし。
中々手に入らないと思っていると、ずっと手に入らないものですし。
案の定、ピアノ無くなっても、寂しくないんですよね。
3月の下旬から、お風呂上りに、ほぼ毎日欠かさず弾いていたのに。
必要なモノなのであれば、自分にふさわしいものがすぐに入ってきますから。
ご訪問ありがとうございます。
良い一日を。