今月23日から始まる東京オリンピックが、東京近郊は無観客での開催が決定したとの報道がありました。
4度目の緊急事態宣言が出るわけですから、当然の成り行きかと。
一年以上続くコロナで、職を失う人も多く、企業は大打撃を受けているというのに、オリンピックが行われること自体が、不思議・・・というか、奇異に感じられるくらいです。
呑気に東京オリンピックを、心待ちにする気もなれない心情があります。
小池都知事がよくおっしゃる、「レガシー(遺産)」とやらも、甚だ疑問・・・。
昨晩22時半からの小池都知事の会見を、YouTubeのライブ配信で観ました。
22時半を少し回ってから、会見は始まりました。
そして、非常に残念なことに、暗澹たる気持ちになりました。
残念がっていても仕方がないので、感じたことを書きたいと思います。
「こんな中でオリンピックを開催する意義は何か」について質問する記者がいて、好感を持ちました。
自分と同じことを思っている人が、いてくれました。
記者のこの質問に対する、都知事のこたえは、まわりくどい説明で、わかりにくかったけれど、スポーツで元気を与えるということが言いたかったのかなと思いました。
私には、残念ながら、これも意味不明です。
何故ならば、「世界的なスポーツイベントよりも、国民の日々の暮らしを支える方がずっと大事」という考え方が欠落しているのではないでしょうか。
余計なことに使える費用があるのならば、少しでも国民に寄り添うという心がけを持てないのか。
国民の不安を煽ることが、政府や行政の役割なのか。
この辺りが、オリンピックへの反感を覚える主因なのではないでしょうか。
4度目の緊急事態宣言は、8月22日までとのことですが、私が真っ先に感じたのは、観光産業はどうなるのだろうかという懸念でした。
旅行、観光、それにまつわる産業。
夏休みの書き入れ時です。
こんな状態が、一年以上続いています。
言いたくないのですが・・・、「一旦、破壊するのか」とさえ感じました。
それならば、破壊の後にやってくるものが、どのような計画なのかを、見せていただかないと、なかなか納得することは難しい。
政府のコロナへの対応は、いつも行き当たりばったりのように見えるのですが、中長期的なビジョンは、出ているのでしょうか?収束の見込みとか。
何故、これほどまでに長引いているのか。
他国では、マスクを外している国もあると聞きます。
何が違うのでしょうか。
今になっても、まだ緊急事態宣言。さらに「まんぼう」というものまで創って、だらだらと出し続け、変異株まで出現して、国民を追い詰めようとしているようにみえるのは何故なのでしょう。
その変異株とやらが出回ることがあっても、本当にこれを最後の緊急事態宣言にするつもりはあるのだろうか。
小池都知事の昨夜の会見は、すっきりするどころか、胸が悪いばかりでした。
会見の中で、ワクチンを受けたくない人にまで、同調圧力をかけるようなモノの言い方も、感じられました。
また、都知事は、「50代問題」という言葉をつくって、50歳代が社会に迷惑をかけているようにも聞こえる言い方をされた。これも、不信感が募るばかりでした。
2017年秋、希望の党ができた頃の、小池さんの「排除します」の発言を思い出しました。
深夜まで酒類で営業している飲食店から、そんなに多くの感染者、重症者、死亡者が出ているのでしょうか。
こういう会見を見せられるから、「やっぱりコロナは、茶番だな」と感じてしまうのではないでしょうか。
先日、パスタ屋さんへ、一人で入って、グラスビールを頼んだのですが、「すみません、11日まで、提供できないのです」と言われました。
仕事の後で、喉がカラカラで、楽しみに入ったのに、残念でした。
パスタではなくて、サラダなど、アテのようなメニューを頼んだのに、飲めずで。
大勢で入って、騒ぐわけではなく、一人で静かに滞在しているだけです。
大阪は、まんぼう継続で、おそらく、このお店は、7/11ではなく、8/22まで、酒類提供はしないのでしょう。
お酒を置いている店に入って、「お酒を出せません」と言われることは、今後は、ない社会であってほしいですね。
不自由な社会ではなく、自由な社会がいい。
それは、去年から、散々感じてきたことです。
世界的スポーツイベントではなく、日常のさり気ない暮らしが、一番大事です。
PCR陽性者も、コロナ感染者としてカウントしているという情報もありますし、感染していても、発症しない人も相当数いるとか。
死亡率は、インフルエンザより相当低いのがコロナだとか。
持病で亡くなっていても、コロナで亡くなったことにされるとか。
どれが本当なのか、真偽のほどは、わかりませんが、様々な情報が出回る。
小池都知事が、今、世間で噂されているように、女性初の首相になられるのか、神のみぞ知るですが、昨夜のこのような説明では、私は、賛同しかねます。
小池都知事は、菅首相と頻繁に連絡を取り合っていると言われていました。
その日本政府もディープ・ステートの支配下にある、というような陰謀論が流布されて、広がっていっても、致し方無しと感じてしまう、昨夜の会見内容でした。
国民そっちのけのオリンピックなど、憂鬱の種でしかないし、夢も希望も感じられない会見は空虚でした。
国とか、都という力を行使して、国民に不安を与えて、制御し追い詰めて、まるで市民生活を脅かしていくよう。
オリンピックなど、誰も見なければいいのにとさえ感じてしまう、今日この頃です。
折角選出されて、出場する選手も、このような状況では、最高のパフォーマンスができるとは思えないし、返って気の毒かもしれないです。
ボヤキ口調をお許しください。
じっと黙っていては、いけない気がしましたので、書きました。
人にやさしい社会にするためには、どんな小さな小さな声であっても、挙げていくことが必要かと。
オリンピックを進める人達に、緊急事態宣言下にオリンピックを開催する意義を、再確認したい。
ご訪問、ありがとうございます。
今日も、できるだけ心地よく、和やかでいたいものですね。